破綻している絵は評価されない
皆様、AI画像生成を楽しんで
おられますでしょうか。
沢山の画像を生成していくとこんな経験した事ありませんか?
「おっ良い絵が出来たぞ。ん?指が6本ある!変なロゴがついてる!」
誰しもが経験しますよね。
そんな時どうしていますか?
個人で楽しんでいる範囲なら
気にも留めませんが、SNSなどに投稿するなら
出来るだけ修正する事をおすすめします。
AIの発展により沢山の方がSNSなどで
自分の作品を発表していますが、
見てくれる人の中には、AI画像生成の事を知らない方も沢山います。
純粋にイラストが好きな人が
あなたの絵を見て、
一番評価を下げるポイントが上記で上げた
【未完成の作品】です。
一気にセンスが無いと評価されてしまいます。
妥協していてはファンは増えません。
そこで無料で使えるペイントソフトで修正する方法をお教えします。
絵心なくても出来ますし、慣れてくると高度な修正も出来るようになりますので
是非お試し下さい。
AIグラビアの修正
AIグラビア(フォト)の修正方法としては、拡張機能を使って修正したり、呪文(プロンプト)を変えたりしながらガチャを回す、などの方法が一般的ですが、成功率が低く大変です。
はっきり言って一部の修正なら手書きが最適だと思います。
絵のテイストを守りながら仕上げられるのでおすすめです。
自分は絵心無いよという方にも簡単に出きる方法をお教えしますので最後までご覧ください。
Windowsペイントソフトを使います
WindowsPCに搭載されている無料のペイントソフトです。
ひと昔前なら只の落書きツールでしたが、今や違います。
写真に近いAIグラビアなんかも
違和感なく修正出来ます。
もちろんマウスでOKです。
それでは使い方をご説明します。
使い方
まずは立ち上げてみましょう。
Windows11なら下に出ているタスクバーのWindowsマークをクリックすると【ペイント】というのがあるので開いてみましょう。
こんな画面になります。
そして使うツールは①②③と表記してある部分です。簡単に説明します。
①はカラーピッカーと言って指定した場所の色を抽出して筆に乗せてくれます。
②は文字通りブラシツールで筆の種類になります。
③は線の太さを調節出来ます。
基本はこの3つを使って修正します。
カラーピッカーで抽出して塗りつぶすだけ
単純にあるものを消すだけなので色を指定して塗りつぶす簡単な作業です。
本来ならその色を作るのが難しいのですが、このカラーピッカーを使えば同じ色を抽出してくれるので仕上げも違和感無くうまくいくのです。
それでは比較的簡単なものから
やっていきましょう。
下の画像にある左上のロゴを消していきます。
まずはブラシを鉛筆にします。
なぜ鉛筆かというと一番薄いからです。
何度も塗り重ねる事によって違和感なく仕上がります。
次に修正したい所をアップにします。
これは必須作業で大きくして修正する事で、元に戻した時に違和感が無くなります。
それでは色を抽出していきますが、
手順としては、
①ブラシを鉛筆にする。
②線の幅を決める。
③カラーピッカーをクリック。
④抽出したい所でクリック。
⑤修正したい箇所で左クリックを押しながら塗りつぶす。
この順番でやってみて下さい。
抽出する場所について、これはイラストによって違いはありますが、今回で言うと、このいらないロゴが無かったら下に何があるだろうと想像すると空だろうなという事で、近い場所を選択したという事になります。
そして丁寧に何度も塗り重ねるとこんな感じに仕上がります。
よく見ると修正箇所が分かりますが、この絵を始めて見る人は気づきません。
コツとしては色がちょっと違って浮いてるなと思ったら、
近い色を抽出して塗り重ねるといった事を繰り返します。
間違えたって何度もやり直しが効きますし、
保存さえしなければ元絵をもう一度やる事だって出来ます。
更にマウスでやる場合、左クリックを離した時が一工程となりますので、もし失敗だと思ったら【Ctrl+Z】これで一つ前に戻りますので活用してみて下さい。
保存方法
良い感じに仕上がったら保存していきます。
ペイントソフトの左上の【ファイル】を開いて保存しますが、注意点として【保存】だと元絵に上書きするので、元絵が消えてしまいます。
【名前を付けて保存】の方が無難かもしれません。それぞれ使い分けて下さい。
ここまでが基本の修正方法となります。
ここからは難易度を上げてケースごとにやっていきます。
ケース①指の修正
一番厄介なのが指の生成ミスです。
せっかく良い表情なのによく見ると変な指になってる。
こんな時にも試しにやってみて下さい。
下記のイラストのようにだいぶ良い感じに仕上げる事が出来ます。
うまくやるコツ
これもただ近くの色を抽出し、塗り重ねただけです。基本のアップにして修正後、元のサイズで見てみる。色が浮いている所を再度、近くの色で塗りつぶす。その繰り返しです。間違えたら【Ctrl+Z】でやり直し。一気に変えようとせず少しづつ慎重にです。
ケース②複雑な背景
ここからは少し難易度は上がりますが、やる事は同じです。
只ここからは少し想像力を働かせて下さい。
うまくやるコツ
最初に左上のロゴ消しですが、
背景は柱のようなものですから、縦線で何度も塗りつぶす感じです。
そしてシーツにある手のようなものですが、
これも斜め上に向かって線を重ねるイメージです。
こういう想像力を養って行くことで、もっと高度な修正も出来るようになります。
まとめ
どうでしたか?はるかに簡単じゃないですか。
AIグラビア(フォト)のような実写に近いものでも
これくらいの感じで修正出来ますので、AIイラスト(アニメ)ではもっと簡単でしょう。
少しの修正で絵のクオリティは抜群に上がります。このやり方を応用すれば、
肌のシミを消したり、髪の毛数本だけ除去したりと使い勝手は抜群にいいです。
是非マスターしてご活用下さい。
また、今回はマウスでも簡単に出来るのですが、もっと完璧に仕上げたいならペンタブレットのご使用をおすすめします。
液晶タブレットのような高価なものじゃなくても、板タブレットと言われる安価なもので十分です。
この機会にご購入を検討してみてはいかがでしょうか。